一つ前のブログでは思考のくせ、性格について書きましたが今回はフィジカル・メンタル編です。
大人になって大きく体調を崩した二つの出来事
- 30代前半:不妊治療でホルモンバランスを崩して様々な不調に
- 40代前半:ハードワークとプレッシャーから、鬱・パニック障害に
まずは❶について。ホルモン治療が体質に合わず酷い便秘になり、様々な症状が出てきました。心身ともに疲弊し体調も悪化していったので、1年弱続けた不妊治療を終了し、もう一度元の健やかな身体を取り戻そうと決意し実験の旅がスタート。
🔸当時の主な症状
- 便秘
- 体重増加
- 慢性的な吹き出物
- 胸焼け・吐き気
- 定期的に起こる重い生理痛・PMS
- 風邪をひきやすい
- 顔・下半身のむくみ
- 多汗・脇汗
- 慢性頭痛
- だるい
- 腰痛
- 低体温
- 低血圧
- イライラ
- 被害妄想
元々高校生くらいの時から便秘に悩まされていましたが、不妊治療をきっかけに1週間以上お通じが無いこともあるほどの酷い便秘になり、いつもお腹が張って苦しい状態。便秘が長引くにつれ様々な症状が出始めました。慢性的な頭痛、生理痛では痛みの強さに嘔吐してしまうほど。
体重が増加し手持ちの服が着れなくなり、大きく熱を持った顔の吹き出物も全く治らず、かなり気分が落ち込みました。このままだとダメだ、と思った決定的な出来事は、ある日、頭皮から皮脂が滲み出てきたこと。頭皮を洗っても洗っても、お風呂上がりすぐなのに皮脂が出て前髪がねっとりするのです。30代前半の新婚女性の前髪が脂でねっとりしているなんて、恐怖ですよね。。。
もう本当本当にこんな自分は嫌だと思い本気で体質改善を始めました。
🔸体質改善のために取り組んだこと
- 体質改善の本を読みまくる
- 腸もみ
- 食事改善
- レイキ
- 整体
- カイロプラティック
- ハーブ蒸し
- ヨガ
- アーユルヴェーダ
- 冷え取り
- お灸
- 白湯を飲む
- 薬膳茶を飲む
- 半身浴
- 岩盤浴
ピンとしたものを片っ端から順に試し、それぞれいいところがあり総合的に体質改善に効果があったと思います。結果的にほぼ全ての症状は「便秘を改善する」ことで治りました。1週間も便が体内に居続けることで、毒素が身体中に巡りあらゆる不調の引き金になっていたようです。食事療法も効きました。
効果のある食材は人によってそれぞれだけど、私の場合は菊芋・牛蒡・大根おろし、この3種がマッチ。私は溜めやすい体質なので、いかに循環を良くするかに着目。本でアーユルヴェーダを学び、日々に取り入れた朝の白湯は10年以上続いています。運動をする習慣が無かったため、ハーブ蒸しや岩盤浴で汗をかく努力する必要性を痛感。
お通じ日記を数年続け、自分のパターンを把握するところまでやり切りました。
一度目の大きく体調を崩したきっかけは不妊治療による副作用。健康には人より常に気を遣っていた私が一年にも満たない治療期間でこんなにもボロボロになるなんてとてもショックでした。便秘か解消されるとともに少しずつ体調も元に戻ってきましたが、完全に元に戻った!という実感を得るまで実に7年くらいかかりました(;;)失ったものを取り戻すには倍以上かかるということを身をもって知った出来事。
次に❷鬱・パニック症状改善について。年々仕事が忙しくなってきて、責任もついてきました。やり甲斐を感じ、楽しく、役に立ちたいとがむしゃらに働く一方で、へとへとに疲れているのに眠れない日が増えていきました。
2019年の秋、朝起きたら目眩で立ち上がれず、その日を起点に桶の湯をひっくり返したかのように不調の波がやってきたのですが、よくよく考えると、2年前くらいから下記の症状が少しずつありました。
冷静になると、明らかに鬱・パニック障害の典型的な症状なのに、実はメンタルがやられているとは一ミリも気がついてなかったのです。仕事は大変だったけど、辞めるつもりなど全く無かったし、私はメンタル強いとまで思っていました、、、。
🔸当時の主な症状
- 不眠
- 動機・息切れ
- 息苦しさ
- ほてり
- めまい
- 寝汗
- 歯ぎしり・噛み締め
- 不安感
- 閉所恐怖症
- 満員電車NG
- 窓のない部屋が怖い
- 地下のお店NG
- 狭いエレベーター乗れない
- 朝起きれない
- 浮遊感
- タートルネックなど体にフィットした服が着れない
- 肩こり
- 映画館NG
- 日が暮れていくのが怖い
- 大きな音がNG
出張先のホテルで夜中に息苦しくて目が覚め、そのまま明け方まで眠れない日もありました。同僚とご飯を食べに行った時にお店が地下にあり、なぜかソワソワしていますぐ逃げ出したい感覚になったことも。
一番しんどかったのは、夕方日が沈みだんだん暗くなっていく時間帯が理由無くどうしようもなく怖かったこと。カーテンを閉め切って早めに電気をつけて、ソファの上でじーっと座って耐えていました。夕方に刻々と変化する空を見るのが大好きだったので自分の変化に戸惑いました。
🔸メンタル改善のため取り組んだこと
- 鬱・パニック症状の原因について調べ、本を読む
- 100%天然の精油を取り入れる
- 眠りに良いハーブティーやチンキを飲む
- 気持ちが落ち着く音楽を聴く
- 瞑想
- 朝のストレッチ
- 自然の中を一人で散歩
- 貧血改善
- 休む・寝る
- 何もしない時間を取り入れる
- 予定を入れない
- やりたくないことはやらない
- タンパク質を摂る
究極の対処法は15年勤務していた大企業での会社員生活を辞めたこと。しかしそれは全く計画外の決断でした。2019年年末に退職し、ちょうどコロナが流行り始めたタイミングだったので誰にも会わない、予定のない日々。結果的に病院にかからず、薬に頼らず、日々の暮らしの中で治すことができました。1番の薬は誰とも約束をしない、予定を入れないこと。なんの予定も無いことがすごく安心でした。まずは安心・安全な環境づくりから。
その日の体調に合わせて寝て、起きて、近所を散歩する。全く生産性の無い日々だけど時間が必要でした。”休業”という選択肢がある中”退職”を決行することは強引な行動だったかもしれません。会社の人にはほぼ全員に反対され理解してもらうことはできませんでした。変に生真面目なところがある私には中途半端なことができなかったのです。
自分で決断し実行したことではあるけれど退職後は全てを失った気がして人生どん底の気分に。長年働いていたので、会社に恩も義理も情も合ったのでものすごく辛い選択でした。辞表を提出してから、会社帰りには毎日車の中でボロボロ泣きながら帰っていました。
退職した後も、会社に恩返しができなかったこと、そしてそこまで自分自身を追い詰めたことが悲しくて良く泣いていました。それでも、今体調が良くなり幸せを感じることが出来ているのはこの時一番苦しい決断をしたからだと思います。
1年くらいでほとんどの症状は治り、もう大丈夫かなと思えたのは2年経った頃。時間をかけて自分を許し、癒していきました。
メンタルは強いと自負していた私が鬱・パニック障害に。私がなるならきっと誰にでも可能性があることだと思います。身体からのサインは必ずあるので、なるべく聞き逃さないようにしてあげてほしいと思います。もし現在進行形でしんどい人がいたらまずは休んでほしい。必ず良くなる日が来るよ、と声をかけたいです。
前回のブログからも分かるとおり、私はまず「本を読みまくる」ことから始めます。本が好きなこともあるし、どんなことにも相性があると思うので、偏った情報にならないように気をつけています。
🔸まとめ 体調不良の時にまず着目したいこと
- 自然に触れる
- 貧血・便秘対策
- 何もしない時間を持つこと
この記事を書いた人
植物療法士・オーガニックショップ店員
夫とわんこの3人暮らし。
鬱・パニック障害で15年勤めた大企業を辞めて、病院にかからず自力で回復。
現在は季節の手仕事や麹作りなど、暮らしを楽しみながらゆるめて整える日々を過ごしています。読書、一人カフェ、旅、写真が好き。
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