フィトテラピーと私 1

フィトテラピーに助けられた、会社を辞める前、辞めた後のこと

2019年の年末に15年勤めていた会社を退職してまる2年が経とうとしている。
辞める2年前くらいから少しずつ、少しずつ、小さな体調不良が出てきていて、
最後の半年くらいは朝ベッドで目を開けた瞬間から夜に目を瞑る瞬間まで、
いや、夢の中でも仕事のことを考えるような自分になっていた。

勝手にプレッシャーに押しつぶされ、ある朝めまいで起きれなくなり、
そのたった一度のめまいであっさりときっぱりと退職を決めた。

思考優先の、心優先だった私が身体の声に直後に従った珍しい例なのだけど、
この時ははっきりと、このままだとやばい。と感じたから。





辞める前の2年間、辞めた後の2年間、フィトテラピーに随分助けられました。
フィトテラピーが無ければもっと早く倒れていたかもしれないし、
今もまだ回復していなかったかもしれない。

私は子供の頃から夕焼けから夕闇に移り変わる時間帯の空を、いつまでも部屋の電気も点けずに
真っ暗になるまで眺めるのが好きでした。
そんな私が、日が暮れる様子を見ると胸がざわざわし見ていられない。
夜が怖くて、逃げるところなんて無いのに逃げたくなる。
まさかそんな自分になるなんて、、。
私はメンタルが強いと思っていたので、小さなサインをスルーし続けていました。

自分は自分に負けたのかもしれない、逃げたのかもしれない、育ててくれた会社の恩に背くような
決断をしてしまい、人として失格かもしれない。
キャリアを自ら捨てて、今までの努力を無にし、バカなのかもしれない。
申し訳なくて、情けなくて、泣いてばかりいました。

でも一方で、その涙には安心の涙も含まれていました。
もう無理しなくていい、自分以上のことをしなくていい、身体を休ませてあげられる、
そのことが涙が出るほど私をホッとさせてくれました。

今日、夕暮れの美しい空を眺めながら、この4年間のことをブログを書こうかな、とふと思い、
その5分後にはパソコンに向かって書き始めています。
少しずつ綴っていこうと思っています。


いつも頑張っているあなたへ、届きますように。
身体の声を聞いてあげてね。
無理しすぎないでね。
もう十分すぎるほど頑張っているよ。
ちゃんと休んでね。
自分をめいっぱい褒めてね。
大丈夫、ゆっくりでも、体調は戻っていくよ。